ひざ痛を治したくて読んだ本

CIMG0451以前から気になっていた酒井先生の書籍です。
内容の多くの部分が、加齢による膝の不具合についてであり、高齢者がターゲットかなという印象をはじめは持ちました。なわとびで膝を痛めた人に向けた本ではありませんでした。症状別に、ひざ痛の原因と対策がまとめてある章では、ジャンパー膝に関して、わずか1ページくらいの記述です。なぜ、最後まで読んでしまったか。アラフォーの私にとっては、アンチエイジングは人生の目標みたいなものになりつつありますが、同時に上手に老いることも、もちろん大切だとわかっていますので、自分に関係ないとは思わなかったからです。

ひざ痛の人は、「腰」も「全身」も見ていかなければならない(p5)

ひざと腰の関節は、相互連携の度合いが非常に深く、片方の調子が悪くなると、もう片方も調子を狂わせてしまうことが少なくありません。(p7)

お風呂での『ひざ曲げ伸ばし体操』を毎日習慣にしよう(p64)

関節は温まると動きが良くなるそうで、お風呂で行うこの体操なら、毎日のリズムの中で楽に習慣化することが期待できそうです。

特に”仙腸関節が下半身へ血液を送るポンプのような役割を果たしている”ので、閉じてしまっている仙腸関節が改善されることは重要だと思いました。

仙腸関節が開いて血の巡りがよくなると、常日頃の体温が確実にアップしてきます。(p81)

という部分では、仙腸関節が改善されることで内臓機能の向上があり、さらに足のむくみも解消されるそうです。体温が上昇すれば、もちろん免疫も向上すると想像しました。

具体的な関節トレーニングが章立てされており、わかりやすく、しかも、ひとつひとつの方法は単純です。そして、お金がかからない方法ばかりでした。

ひざ痛を防ぐいちばんの秘訣は『いかに”小さなこと”を守れるか』にあるのではないかと思っています。(p185)

毎日、ちょっと頭のすみにおいておく知識が、いっぱいつまっている本です。1000円ほどですが、この終わりのないひざの痛みに、ちょっと気がめいってる人に読んでもらいたいです。

参考書籍 ひざ痛は99%完治する 酒井慎太郎 著

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