生姜を紅茶に入れて、身体を温める

CA3H0712

生姜力
石原結實 著

この本、生姜力には驚きました。まず、「漢方薬のほとんどに生姜が入っている」ことや、「生姜は身体を温める効果がある」ということは、応用範囲が広いのでは、と思ったのです。この本の価格は1,200円(+税金)です。たかが1,200円であっても、その価格以上に活用して元をとりたい。

肥満、風邪、頭痛、肩こり、冷え性、下痢、二日酔い、夏バテ。

ちょっと目次を見ただけで使えそう!な項目がありました。生姜自体の効能については、

生姜(ginger)の成分の中で、特に注目されているのが、ピリッとした辛味の主成分であるジンゲロール(gingerol)とショウガオール(shogaol)だ。生姜を加熱すると、ジンゲオールはショウガオールに変化する。

ジンゲオールには血行促進作用や吐き気をおさえる作用があることがわかっている。さらに、強い殺菌力も併せ持つ。

また、ジンゲロールにもショウガオールにも、抗酸化作用(酸化をおさえる作用)があることも知られている。

そして、ここです。ここ重要。

体内では、活性酸素を除去することで老化防止効果も期待できる。

症状別の生姜健康法が紹介されたページもあり、レシピも載っています。料理が不得意な私はこの22のレシピのうち、3〜4つしか作りませんでしたが、たくさんの場面で生姜を活用しました。

大人にきびをなんとかしたかった

生姜+紅茶+黒糖(あるいはハチミツ)を生姜紅茶といいます。黒糖は入れても入れなくてもいいそうです。生姜紅茶は1日に4杯くらいを飲んでいます。本では3〜6杯飲むといいとありますが、私は1日1回お湯をわかし、マグに1杯生姜紅茶を淹れ、一緒にサーモスの水筒に紅茶を500mlつくっておきます。1週間のうち、土日は紅茶をつくりませんが、それでも2週間ほどで肌あれが気にならなくなりました。もちろん、すべてが生姜のおかげではないかもしれませんが、ずいぶん肌荒れに悩んできたので、嬉しかったです。もう少し続けようかなと思います。

風邪のひきはじめに梅しょう番茶

梅干し+生姜+醤油+番茶で、梅しょう番茶です。マクロビの人にはおなじみですが、風邪をひいても薬を飲みたくないときに、本当にたすかりました。我が家の普段のお茶は3年番茶です。お茶を切らしていなければ、ささっと作れます。風邪をひいたかなというときは、薬を買いに行ったり、病院に行ったりするよりも簡単なので、これも覚えておこうと思いました。

生姜風呂、生姜湿布

子供に水いぼができたときは生姜風呂にはいりました。このときは水いぼもあまり広がること無く数週間できれいに消えてくれました。毎日、真面目に生姜を使っていたら、もう少し早く治ったのかもしれません。生姜がなくなったときや、面倒くさくて(子供よ、ごめん)生姜湿布をしなかった部分もありました。すりおろした生姜を、お茶パックに入れて口を輪ゴムでしばり、湯船に入れます。

生姜は皮ごと使う

生姜の皮のすぐ下に多くの有効成分があるため、なるべく皮ごとすりおろすほうがいいそうです。ですから、我が家では、四国・九州で無農薬あるいは低農薬の生姜をさがして買います。もし農薬の使用がわからないものだったら、皮をむいて使います。

身体がぽかぽかするのは、生姜紅茶を飲んだその日に実感できます。生姜はすりおろして使うと美味しいですが、チューブや粉末でも効果があると本では解説されています。お金があまりかからず、気軽に試すことができるので、この本をおすすめします。

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