「あの新しい自動販売機さ、オレンジを絞るって本当かな。」と息子が聞いてきたので、確認することにしました。価格は350円。正直言って高いな、と思いました。200円だったら買うかな、とか会話しつつも、試しに買ってみることにしました。シンガポールの会社だそうです。
実は、朝ご飯の帰り道だったので、みんなお腹がいっぱい。結局、たった1杯を家族で分けることにしました。お味は非常においしかったですよ!
現金を投入し(電子マネーも一部に対応してました)、待つこと45秒だそうです。ゴロゴロと音が聞こえて、オレンジが転がっていくのが見えました。待ち時間は長いですが、紙コップの上部がパックされたジュースが出来上がります。自分で蓋をする必要はないです。
太めのストローをプスッと差し込んで飲みます。私にとっては十分な量があり、美味しいです。
気をつける点としては、使えないコインがあって、10円玉や5円玉は対応していません(1円玉も)。しかし、350円を投入するのですから、10円玉が使えないのは非常に不便ではないか、と感じました。新旧500円玉が使用できるとしても(それは当たり前レベル)、500円玉と10円玉では、使用頻度が違うからです。
また、内部でオレンジが機械で絞られるところを、リアルタイムに正面の大きな液晶モニタで見られると楽しいのにな、と残念に思いました。ぜひ見たいですよ。だってモニタあるじゃん。
高速道路でパーキングに寄ると、コーヒーを淹れてくれる自動販売機が並んでいます。機能の高さに驚きますよね。コーヒーの豆を挽くところがモニタで確認できるマシンも少なくありません。長距離をドライブしていて、挽きたての美味しいコーヒーが夜中であっても飲むことができる。それも何種類もあって感動します。
インドのジュースバーを思い出す
この自販機を見て、インドに住んでいた時のことを思い出し、ちょっと懐かしい気持ちになりました。インドには、フルーツを絞ってくれるジュースバーがいくつもあるんです。高級デパートや、果物屋さんで、好きなフルーツを選んでその場で絞ってくれました。お腹を壊すかどうか、最初は心配しましたが、自分の行ったお店では大丈夫でした。あまりに美味しいので、歩きながら飲み干してしまって(待てないんですよね)、空になったカップを持ったまま家に着く感じ。私がいつも、スイカだけのジュースだったり、オレンジのみ、りんごのみ、とシンプルなジュースを注文しているので、「お前はMIXしないのか、美味しいから試してみろ」とお店の人に言われたりしました。友人がザクロを勧めてくれて、ザクロとオレンジを作ってもらった。それ以来、ザクロの入ったジュースも大好きです。
これからはどこでも、自販機で搾りたてのジュースがいただける時代になるのでしょうか。また飲もうかなと思いました。