自分は肥満なのか、どのくらいの肥満かを知るためには、本当は体脂肪率を厳密に測定するべきなのですが、手間がかかります。
簡便な方法としては、体脂肪率が測定できる市販の体重計があり、電気抵抗を調べるので体内の水分量に左右されますし、当然誤差があります。また、水中体重測定法はアルキメデスの原理で、水中での体重と大気中での体重との差から計算する方法なので、日常生活でできる測定ではないでしょう。
我が家には、ごく普通の体重計しかありませんし、微細な数値は知識のない私にとっては、かえって気が散るような気がしますので、おおざっぱにいこうと考えました。
昔ながらのBMI(Body Mass Index)
統計上、多くの人のBMIの値は、体脂肪率の値とよく対応していることがわかっている。このため、現在、世界保健機関(WHO)や世界各国では、肥満の程度をあらわす指標としてはBMIを用いるのが一般的だ。
Newton別冊 肥満のサイエンス より
体重(kg)÷ { 身長(m)の2乗 }
日本人(成人)では25以上を「過体重(overweight)」、30以上の場合を「肥満(obesity)」と定めており、私は、見事に過体重でした。残念ながらアウトです。日本人は欧米人にくらべて、BMIの値が比較的小さくても、肥満にともなう病気が発症しやすいため、日本独自にややきびしい基準を設定しているそうなので、日本人でなければセーフだったのです。世界的に見たら肥満ではない、と救われる思いもありますが、病気を発症しやすいことは軽視できません。そして日本肥満学会によると、BMI 25以上でがっつり肥満です。(参考文献:Newton別冊 肥満のサイエンス)