アンチエイジングの素晴らしいところは、「美しく若くありたい」という女性の健康志向を、なんの説明もなしに周囲に納得させられる言葉だということです。文句あるか！という強さがありますよね。酸化に抗え！糖化を防げ！と世界の中心で叫びたい。
私が興味を持っているので、動画のおすすめにもたくさん上がってきます。特に、お医者さんが動画で配信されていたりするのは、非常に説得力があって面白いので、ついつい視聴してしまいます。動画で見かけるお医者さんも、科学的な根拠を知って実践されているので、実際にもイケメン美女ぞろいです。
そんな学識のあるイケメンが、毎日飲むよう心がけているものはこんなものですと紹介されていたのが、白湯レモン、緑茶、甘酒などでした。興味のある方は、ぜひ動画を探してみてください（リンクは貼りません。なぜなら面倒だから！）。朝から白湯っていいなあ、と思えました。モチベーションが上がるんですよ。
なぜ「美しく若くありたい」という話題に魅力を感じるのでしょうか。確かに見た目の美しさは重要なことですから、DNAを残す目的でパートナーを選ぶ（または選んでもらう）際に、有利なためだと思っていました。
しかし、子孫を残す時期でなくなってから、むしろムキになるアンチエイジングの説明には不十分です。さらに、若い時には必死になっていた、つけまつげや、有名ブランドのリップなどは、すでにメイクポーチには入れなくなりました。若い頃と今では美しさの意味が違ってきているのでしょう。
少なくとも私にとっては、美しくあるということが、若く健康であることがベースになっている必要があるようです。動画のイケメンドクターが説明する学術用語はすべて、人間が健康に毎日を過ごせるようにしましょうね、と言い聞かせているように聞こえます。アンチエイジングとは、自分という個体が幸せに長生きするための本能なんだなと思いました。