海外でのストレスのひとつは、お風呂の違いです。シャワーはあっても、バスタブがないのが普通(なのかな?)。少なくとも、私たちは海外生活を送っている友人にアドバイスをもらいました。「日本人の生活に詳しい不動産屋を選ぶといいよ。」
滞在するホテルも、住む部屋を探す時も、「バスタブがあること」を重要視しました。日本語で対応してくれる業者も見つけました。
実際に生活してみると、確かにバスタブがあるかないかで全然違う。
インドの、ギザと呼ばれる湯沸かし器
しかし、バスタブがあっても、お湯が足りない状況で妥協せざるを得ない場合も。
お風呂やキッチンで使うお湯は、あらかじめ湯沸かし器でお湯を作ります。湯沸かし器は「ギザ」と呼ばれるもので、私たちの部屋は、お湯をタンクに貯めるのに30分かかり、容量は35リットルのタイプ。
シャワーだけなら十分な量です。しかし、バスタブにお湯を張ってみると、半分もたまらないうちに、いつのまにか水しか出なくなっています。
湯量が足りない!
少ない湯量だから、すぐ冷める!
ベッドルームごとにシャワールームがあり、ギザもそれぞれに付いてますから、家族ひとりひとりが別の部屋でシャワーを浴びるぶんには問題ありません。でもギザがいくつあろうが、風呂には浸かれません。
そこで、バスタブに入れるお湯を、2回に分けることにしました。
二度に分けてお湯をはる
まず、水位15センチほどまで貯めます。熱めのお湯を入れても、すぐに冷めてしまうので、ほどほどのお湯を入れます。ギザが再びお湯を作るまで放置し、時間差をつけて、またお湯を貯めます。何度かやってみると、お湯の量を把握できるようになりました。
日本にいるときよりも、格段に面倒です。水も貴重。しかし、ストレスを軽減させる効果は抜群でした。インドに限らず、生活環境が変わった時は、自分で思っているよりもストレスを受けているものです。たまにバスタブに浸かる時間は、どうしても欲しかった。
ストレスを軽減するためにお風呂に入りたいのに、お湯をはることでこんなに苦労するとは、本末転倒な気がしないでもありませんが。
ちなみにジャグジー付きのバスタブですが、決してジャグジーは使いません。だってお湯が足りないから!なんのために付いてるんだー!
日本人向けホテルの大浴場を利用する
海外生活が長い先輩マダムは、「ホテルを利用する時もあるよ〜」とおっしゃっていました。日本人向けのホテルがあり、そこには大浴場があるのです。運転手付きの車でホテルまでいくわけですね。ついでにお茶でも飲んでくれば、いい息抜きになりそう。素敵だなあ。w