【緊急事態】卒園式直前に歯が欠けて、気が遠くなった件

歯は大事です。特に前歯は。今年一番の印象的な事件でしたので、ブログに残しておきます。

今週、水曜日のことです。お菓子を食べていたところ、

「カチッ!」

と歯から異音が。虫歯になっていてほうっておいた前歯が欠けてしまいました。鏡で確認したところ、いまはそれほど目立ちません。しかし、来月には子供の卒園式。そのためにダイエットしてきたのに、ここにきて歯の治療も必要なのか!

なんといっても前歯ですから、美観を重視したい。そしてお金はありません。いくらかかるのかな、とか、卒園式で写真撮るのには間に合うのかな、という考えが、頭のなかをぐるぐるとまわりつづけます。

こういう(ピンチの)ときこそ、落ち着こう。

まず通帳を確認したり、スケジュール帳を見直したり。歯医者さんに通う時間は確保できるのか。きっとセラミックの高い歯をつくらなければ、街を歩けないことになってしまう。

近所の歯医者さんはどこにいこう。保険を使わない高価な治療で有名な歯医者さんが思い浮かび、予約の電話をすっとばして受け付けに直行しようとしていました。

いや、待て。落ち着け、自分。

今日は水曜日。明日いち日、仕事をしてから決めよう。

そう決めると、だんだん問題を解決する為の前向きな気持ちがやっと出てきました。

歯を治す前に確認しようとしたポイント

(1)何日で治るのか

(2)どこの歯医者さんにいくか

(3)金額はいくらかかるのか

(4)支払いはクレジットカードが使えるか

この4点にしぼって考え、まず歯医者さんを選ぼうと考えました。それが、うまく決められません。歯を治すポイントはこの4点でほぼまちがいないので(私の場合は)、しばらく悩んでいたところ、主人に相談しました。治療費をいくらか出してもらいたいな、という期待もありました。主人はアドバイスというか、治療費を出す条件を述べました。

「歯科をまわってアイミツをとれ。」

お医者さんごとの治療費をきいて来い、という高いハードルが課され、正直「イヤだ。お金の問題なら払って終わりにしたい!」と思いました。しかし、歯を治すポイント4点も、お医者さんへ確認することでクリアできるのは事実。歯が欠けた水曜日から1日あけて金曜日に、私は行動に出ました。

歯医者さんに、勇気を出してきいてみた!(電話だけど!)

セラミックで歯を作ってもらうのに、かかる期間は10日。ここはどこの歯医者さんもかわりません。プラスして虫歯や神経を抜く治療をする時間がかかります。クレジットカードについては確認しわすれましたが、使えると考えていいでしょう。

金額は歯医者さんごとに違いました。

「6万円から。その上はいろいろ。」

「10万円プラス消費税。」

「3000円。あっ、保険外のセラミックですか?失礼しました。9万円です。」

電話してみると、金額にばらつきがあり、なんとなく最後に電話した歯医者さんに決めました。3000円て、ちがうよ!とつっこむ余地があったからか、ここなら相談しながら治療してもらえそうだな、と感じたからです。そして、それは正しかったことがわかります。

治療してみた。そしてその治療費は!

すぐに予約をとりました。空いてたわけではありません。数人の患者が居ました。前歯が欠けてエマージェンシーですから、午後イチで入れてくれたのです。

「子供の卒園式、入学式があるので、きれいな歯に治したい。間に合いますか?」と質問しながら、ききにくいあの質問をずばり尋ねる事ができました。

「おいくらでしょうか?」と私。「えーっとですね…」といいながら、お医者さんがパソコンに入力しながら出した数字は!

「1800円です。」

口から魂が出てしまうかと心配になるくらい驚きました。

「保険で充分ですよ。写真じゃわからないと思います。」と先生は自信たっぷり。そうして、30分後には治療がおわり、ものの見事に目立たない詰め物をしてくれました。

「10万円くらいするのかと思ってました。クレジットカードが使えるかが気になっていて。」

「あ〜、だから憂鬱な顔してたんですね〜。虫歯が痛むのかと思ってましたよ〜。」

私の顔は一気に明るくなったそうです。

10年前の詰め物とは、レベルがちがう。前歯でも大きな欠けでなければ全然こわくありません。歯をけずるのに、麻酔をされてもへのかっぱです。なんたって1800円ですから!2日にわたって悩んでいた重荷から、嘘のように晴れやかに解放された一日でした。おまけに虫歯もきれいにしてもらえました。

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